閑話九大/わんちゃん

『犬話し』

 私の街歩きでは猫に目がいくことが多い。生き生きと勝手で被写体によろし。犬は飼い主が散歩させてるときくらいしかスレ違わないし、あと見かけるのは留守番姿だけである。自由行動でないので、ちと辛い。でも、今日は犬の話です。

 私が子供のころ昔ですな、家でも何匹か犬を飼っていた。まず秋田犬のゴロでしょ、大きくていつもドテッとしてた。彼の日向臭い背に乗ったりしてね。次はシェパードのピー。見た目強そうなのに寂しがりやでピーピー啼く。餌は洗面器一杯の味噌汁かけ御飯とか、たまに骨とか何でも食べてたよ。昨今はポリポリとスナック菓子みたいな餌でして他に知らなければ、あれでよかれと満足してんだろうな。どんな食事がお好みなのかは知る由もないけれど。

 家にはもう一匹いたな、雑種で小型のクロ、この名はどうしてだかわかるでしょ。犬の名前というと、白いからシロとか、なんとなくタロにジロなど分かりやすい、あまり凝らないのが多かったみたいだ。ジョンだと洋犬かな。ペスなんてのもいたけど、どーゆう由来だったのか。チェコ語でイヌという意味だけれどなぜにチェコから到来なのだろう。

 あ、めがね犬って知ってる?顔にマーカーで落書きされちゃったんだね、片方の目が二重丸で囲んであったり。昔は悪戯ッ子が多かったんだね、最近では見ないなあ。買い物犬てのもいるね、首に荷物さげて生真面目そうに歩いてるのを最近見た。

なめ猫というのが流行ったことがあるけど、なめ犬もいたっけ?バター犬というのは別の意味か

無口過ぎる犬は番犬には困るだろうけど、吼え過ぎもね。近所にいつもやたらのべつ吼えてる迷惑な犬がいる。「ワンワンワンワンワン」とうるさいから「悔しかったらツーと言ってみろ」と言ってやったら,

やっぱり「ONE!]としか言えないのだワン。

 

*「九大」九州大学ではなく宇宙を構成する9要素、風雲雷海火日天地空です、タイトルは気宇壮大なのであります