『大地がテーブル』

アウトドアでは大地に近いほど食事が旨い、料理が上手いと申します。

「遊びをせんとや生まれけむ」キャンプ、焚火など屋外山野に繰り出した折々のアウトドア話し(家のベランダも庭先もアウトドアのフィールドなのでありますよ、みなさん)

 

 

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嵐の前のキャンプ①

その②はあるのだが ①が行方不明なので再録

schwa-chan yakan & sitirin(hot water supply)

アウトドアでは
お湯は重宝である
煮炊き、茶、洗浄etc.
しかし沸かすのは手間がかかる
ので
もっぱら練炭七輪動員
一日中(8時間くらいかな)お湯を供給してくれる
煮物やスープも任せっきり、ありがとう

焚火は良いですな
焚火は良いですな

『思い立って(デイ)キャンプ』(2012.10.30)

 

あした行こうか「いいですね」ということで長男一家と例の河畔へ。なにかと用事が済まない面々より先に到着準備設営。椅子テーブルを自家用軽の座席から引っ張りだし、テントを引きずり出して建て、焚火を始めて燠を作り炭を起こし七輪に仕込んでヤカンを乗せ、スモーク用に仕込んだ肉やらホタテやらを干しネットに入れ吊るしたら、ビールの栓を開けるしかあるまい。シュパっ。

      ☆

この日の現地のゴミ散乱はひどく、集めて別の火床で焼却。折しもやって来た野外活動団体児童を引率の先生に労われ恐縮。良いお手本になったろうか。

昼近くになって一家登場。キャンプデビューの乳児もおり、賑やかになる。千葉から長男の友人がオヤツ時から参加いらっしゃい、だが遠方から酔狂でもある。夕刻を過ぎ夜分まで焚火に興じ「またアウトドアのレクチャーしてください」と楽しそうに薫製土産に帰っていった。皆

それなりに楽しんだようだよ。

年寄りの経験をできるだけ伝え残そうと思い始めているこの頃であります。が、なんぼのものかねえ、へたな釣り、不器用な野外テク、クラフト工作や美味しい料理?鳥獣草木のこと、親父ジョーク、夜の新宿…元気なうちにね

 

 

 

『シーカヤック・キャンプ』

 

 某年2月末、西伊豆・松崎の那賀川河口にあるいつものキャンプ場で、まずは何もしない。焚火をおつまみにただ日を過ごす。火と、ちとやり過ぎかなという重装備でそう寒くはない。

 早咲き自慢の河津桜が菜の花を従えて三分咲きというところか、傾きかけた日に照らされ霞みながら土手の上で佇んでいるように見える。

     ☆

ワーゲンのキャンパーで先程合流したKは、先駆けしてこの早朝に釣り上げた良型のヒラスズキを放流したことを皆に攻められている。「せっかく板さんが来たのにぃ、刺身がたべたかったなあ」(メンバーの中に料理自慢賄い方通称板さんが居る)「リリースしたのはいいよ、でもさ、今日は買い出しに行った店にろくな魚が売ってなかったんだぜ。だから、鍋の魚も具も当たり前のものなんだよう、スズキが食べたかったなぁ」「持ってこなかったのなら言うなよ、今さら逃がしたなんて」と、いつもはキャッチ&リリース派も攻める。

食い物の恨みはかくもがな。初参加の板さんこと山菜大魔王は大人である、ただニヤニヤ、次々と料理を用意する。ようよう寒気が降りてきた夕食時、間もなく宴も始まり翌日のシーカヤッキングに備えて早く、、、寝る者はおらず、時が経つにつれ盛り上がり。

     ☆

 翌朝、ゆっくりの朝食の後、いざ海へ、と思ったがやや荒れ気味なのと全くの初心者がいるので、漕ぎ方、安全心得オリエンテーリングの後、海には出ずに川を遡りながらの花見としゃれる。水面になんとか浮かびようやっと前進できるころには、みんなの表情がゆるみっぱなし。なにしろ楽しさこみ上げて、うれしいのよー。直進するのが難しく、橋桁にごつん、となりの艇にごつん「ごめんねー、あはは」「いいよ、気をつけて、あはは」。意図せずくるりと自然Uターンしてしまい「あはは」。どっかネジがゆるんで、笑うことしかできない幸せ。そこへ最後発の板さん、すーっと皆を追い越していく。「カヤック、やったことあるんすかあ?」「ううん、初めて」すいー。昨夜の自然野外料理冬山登山離島潜水談義の広さ深さに、驚異のアウトドア人類出現と思った仲間は本日は重ねて唖然。「あの人どーなってんの?」「こわいわ」

 水面に腰掛けて見上げる式の花見は良いものでありました。

くんせい/その4

ものの本に「おいしい、格別よ」とあったのでシュウマイ、餃子を買い込み燻煙。大半は脱落し生還した面々もあまりおいしかった。開いて塩をし薫製用の下ごしらえがすんでいる干物類は狙い目であると睨んでいたが振り塩鮭は秀逸であった。(スモークもある程度多めにし容器を密封せず蒸気を逃がすようにするのがベターと判明したので、ベランダ燻煙は控えめに次はキャンプで大っぴらにやろう。勉強!

くんせい/その3

きのう車の前輪がパンクしていて、スペアタイヤを取り出したら車内が荷物とゴミであふれた、ので本日駐車場で車内を片付けながら傍らで仕込んでおいた豚ロースのスモークをば(スモーカーのフタを少しずらして煙と水蒸気を抜きながら温薫、塩気が少々多いが◯、勉強!)


 

くんせい/その2(3/7)

魚肉ソーセージ・かまぼこ・タクアン(蒲鉾はなかなか、ソーセージは縦割りして塩まぶし、タクアンはよく乾燥させるのだった、勉強!)


 

くんせい/その1(2/29)

雪中とて干し物もないだろうし窓も開けないだろうとベランダで薫製作り。出来具合を確かめているうちに食べ飽きた。孫を迎えに来た息子の嫁に切り分けて持たす


 

『思い立ってキャンプ/N津川アゲイン』1/5

 

三浦の海に出かけようと思い立っていたのだが準備が出来てなくてウダウダダーしているうちに、おひる〜。

*アウトドア知恵袋/準備は前日までにしておきましょう(…ちえか!)

 そこで3時間コースはやめて片道1時間コース、あのN川方面へ。例の広場では凧揚げ親子、ママチャリ子供連体、車3台ほどが遊んでいたが山の向こうに陽が落ちると寒気が忍び寄り、皆さん程なく家路に。キャンプする人はいないよなあ、と思っていたら巨大米国製キャンピングカーが目前を横切り50メートル程の適当距離をおいて着陸した。(焚火をするでもなく衛星放送アンテナ付きの巨体から住人の姿も見えず灯りも見えず音もなく、停泊したままの巨大なシルエットは正規軍の脅威とでもいうものであった)

ところで、帰ってから知ったのだが1/6は小寒とて、とんでもなく寒かった。くうう知っていれば教えてくれれば…

 

思い立ってキャンプ/N津川

 

『思い立ってキャンプ/N津川』12/29


先日のS川から山間へ入った支流で水色もより良し。BBQ場として有名地だが夏期以外なら混雑もするまいと思い立って昨日午後、視察に出かけた。町営運動公園脇、駐車も無料。野球場程の敷地に、やっとるね、5、6台の車とテントと焚火が点在。

……………あさ〜っ!テントの影に酷寒がへばりついております。

 

『思い立ってキャンプ/MIURA』 11/22

  前回は川に行ったので次は海だなと候補地を探す。湘南にもキャンプ地(キャンプ場&キャンプ可能場所)はあるが、今回は久しぶりの三浦方面へと朝立ち。「焚火をしてテントで寝る」だけが目的なので時間はある。そろりと16号を南下する。対向車線は仕事車で混雑しています、わたし休日ですゴメンなさい。追浜、田浦あたりから海の感触が滲み始め逸見に入るとピカピカの新開発ビル群。を抜けて中央駅から上町界隈は懐かしさを感じさせる好い街だなあ。こんど散歩に出撃しようっと。と思う間もなく衣笠を過ぎると荒崎。海岸からの道路はキツ狭なので、港でカモメと漁船と海に挨拶してから君子は国道に戻り安全余裕でN浜へ。ここが今宵の宿であります。

     ☆

津波が来たら一発!だななどと思いながらの、でも身一つでサッサと逃げるぞと覚悟のテン場の周囲を波打ち際までゴミを拾い、流木や海藻などの漂着物も集め片付ける。きれいな方が気分がいいし宿賃のつもりでもある。

浜中央に陣取り、焚火を始める。うらうらと飲み、他に何もしない。装備も椅子とカップとグラブ、火バサミだけ。陽が天空を横切り右手の水平線に沈み闇が迫る。灯りもつけず小さな炎と海へとたなびく細い煙を眺める。

月も隠れて曇天。一瞬、頭上に窓が開けそのサイズいっぱいにオリオン座。テントからカメラを急いで取り出したが振り仰ぐと窓は閉じられていた。

テントに潜り込み、フライのドアを開放し胡座をかいておぼろな海と空に向かい、もう一度乾杯。

翌日、逗子江ノ島ルートで、あまり煙臭くなく帰還。ずっと陸風だったのよ

 

『思い立ってキャンプ』11/7

 

秋になったら「思い立ったらキャンプ」に行こうと思い立ち、新型テントを購入。試運転を兼ね思い立って先日午後から馴染みの川へ向かう。約1時間で河原に立つ。運動公園脇、開けたシチュエーション。増水に備え河段少し上方にテン場(幕営地)を探す。傾斜少なく平坦で岩小石も少なく(背中に当たって寝にくいからね)堤を一段降りたギャラリの視線も遮りそうな場所にセット。一応、河原レベルよりも2段程高所にする。おお、側には公園の枝おろしをした丸太がどかっと積まれた燃料備蓄基地もあるではないか。

 

しかし、この薪がナナカマドか生唐松かってほど火付きが悪く、大雨の中でも焚火をこなしてきた名人も形無しである。河原の枯れ枝や茅など集め細々と焚く悲しみズム。

     ☆

曇天、月もなしだが目が慣れてくると明るいものだよ。以前はランタンを煌煌と灯したりしてたが心得改め照明一切全くなし。ぼうっと浮かぶ水面、樹影を見やりながらワインを飲る。コンビニ仕入れだが一本は渋み程よくなかなかであった。

夜半に本気で降り出して来た。フライを叩く雨音で目をさましたが、寝返りを打って居直り、すぐ再寝。

朝になりテントを仮干しし、煙臭くなって帰還

 

『雪上キャンプ3』

耐寒行軍メンバーは出所所属行動様々各各なれどアウトドア&釣りが好きという共通点はあり。この時期は禁漁期とて宴会だけが目的で参集。ブラディマリ担当バーテンもテントに引き上げ、一人去り二人去り三人倒れ、さすがに儂も名残りのビール持参でテント内に移動。いつもは暑苦しいメンバーなれど寒中にて今夜は温もりが有難い幕中、弩級のイビキ協奏は有難くない幕中。もよおして出入り口のジッパを開けると音なくしんしんと降っている。遠方まで行く気なく、すまんテント側でトイレする。「あーれ、いけないんだ」と起きて来たカメラマンも並んで連れトイレする。重要目的の「宴会」だが「名店 I」に繰り出すのもメインディッシュである。(続く)

後方は魚野川にかかる青島橋
後方は魚野川にかかる青島橋

「雪上キャンプ2」

「雪中」では潜ることになるので「雪上」が表記としては正しかろう、と(後に雪中でも正しい事になるのではあるが)。で、ノウハウを少々。引き綱を張るのにいつものようにハンマーで打ち込んでも雪にペグは糠に釘で全く効きません。木の枝を束ねて雪埋めにし上から踏み固めるなどしますが、ここは川堤脇とて手頃な岩をアンカーとする。岩組みの炉も作りしつらえ焚火をはじめる。寒くなくても夏でもいつでも火はゴチソウ、ね。風よけに背後を囲む雪壁も建設し所々に凹みを設け灯りやボトル置きにする。枯れ草(天然のドライフラワだい)も飾る。出入り口は城郭のように鉤の手大手門にし敵(風雪)の侵入を防ぐ。体温は煙突効果により首から上で多量放熱されるからマフラ手ぬぐいスカーフ帽子で固めると暖かい(ヘルメット愛用の御仁もいた)。さあて、ゆるりと、うだうだと。プロお手製の焼豚や腸詰め、チーズにサーディン缶…誰だ?タイヤキに焼芋などもあぶり、豚汁やら地元ベーカリー製パンにオンザロック用の製氷会社製氷一貫目など(だいぶ前に作ったブラディマリのグラスの氷が原型のまま元気にしているのだが)差し入れも有難く、地元の方の訪問も相次ぐ。「本当に東京から雪の中でキャンプしに来たんだあ、お〜さむ」というニュースがひろまったためである。

 

夜半の降雪の重みに絶え絶えに耐えたムーンライト5
夜半の降雪の重みに絶え絶えに耐えたムーンライト5

『雪中キャンプ・魚野川/1』

もう一昔以上前になるが冬の新潟県北魚沼郡小出町で雪中キャンプをしたのだった。スキー場もすぐ目前にある名にし負う豪雪地帯である。やってみようか、で集まった物好きと言うか命知らずというかは10名ほどの親父達。編集者、広告代理店、ライター、ラーメン店主、イラストレーター、洋品卸し業、各界様々、日頃から釣りにアウトドアに飲みに呑みに飲みにで近接遭遇する顔見知り達である。

魚野川堤脇にある馴染みの釣りショップに集合し、店主の「本当にやるのお?」の呆れ半分面白がる声半分を背に野外活動の強者達はキャンプ機材を土手に運び上げ河原へと向かう。

     ☆

どんよりの北国の冬空のもと(幸いに風はない)平坦な適地を定め、キャンプを「幕営」と呼ぶ某編集長の「やっか!」の掛け声で全員地団田踏み麦踏みよろしく雪原を踏み固める。地ならし、基礎造りね。何の打ち合わせもないのに阿吽なり流石である。私はインディアンダンスのリズムで踏み踏み「あーほーウンはー」。頃は良し。こちらはポールを立てタープを張り、あちらはテント設営、賄いかたはテーブルセッティング、手順よろしく小一時間で宴会の用意もできた。体重100キロオーバーの巨漢Nがマイ椅子を持って来て、どっこらっしょと腰を下ろしたら椅子の脚が雪にグサリと沈み、もんどりうって雪まみれで苦笑い。それを肴にビールで乾杯!(飲み物は言うまでもなく凄く良く冷えております)